産総研(産業科学総合研究所)で開発された新しい熱電発電の実装技術です。原理は日較差と呼ばれる一日の温度差に起因する熱を特殊な相転移材量=蓄熱材によって貯め込み、この熱と外気との温度差を利用して熱電発電素子を利用して発電します。
現在研究所の試作機1号機では温度、湿度センサーを計測しつつ無線でそのデータを送信。そのうえ2次電池への充電も行いました。センシングと送信を行いつつ、0.35mAの2次電池は15時間程度でフル充電されました。
今後さらに使用素材の改良などで性能向上を目指して行きます。又、更なる出力向上は単純に本機器を複数台接続することでも達成できるので場所制約の少ない屋外での使用では、電力消費ニーズに合わせて発電能力の倍々増が達成できます。
当社はこの発電機器を産総研からライセンス供与されています。今後、開発した研究員と共にこの画期的機器の社会実装を目指して参ります。