蓄熱型サイクル発電で得られる電力量は、例えてみれば、「霧の雫が葉にたまってぽたりぽたりとこぼれ落ちる」イメージでしょうか。 太陽子発電、特に今後のペロブスカイトに比べると本当に微弱とも言えます。 今から10年弱前にも日本でも熱電発電の実用化の動きが学会始め色々とあったと伺っています。 しかし当時はIC、2次電池、センサー、無線全てが省電力化されておらず、ブームは去っていきました。 その後の半導体始め電子機器の性能向上のお蔭で今漸く熱電発電が本格的にIOT電源として活用される可能性がでて来たと考えます。
この微弱な発生電力を貯めながら、平時にもセンシングや機器生存確認で使い、更にはイベント発生時にどの程度の情報をどの位の期間飛ばすのか、その為にはサイクル発電器を何台つなげるのか、どの2次電池を採用するのか、等色々な変数、ユースケース、があり組合せ最適化には関係する皆様の経験や知見を頂いて総合的に判断する必要があります。我々の力だけでは達成できない課題だと考え、正に今広く言われています、「オープンイノベーション」が必要なのだと感じています。